デコポンと不知火(しらぬい)の違いについて

暖かそうな名前がついているけど冬はとても寒い、僕の住む街「南陽市」。

とはいえ、今年は春に向けて暖かくなってくるのが、だいぶ早いです。



さて、冬の果物のメインというと柑橘類。そのなかでも1番人気があるといっても過言ではないのでが、デコポンです。ところで、デコポンと同じような姿かたちをして、不知火(しらぬい)っていう名前で並んでいるもの、見たことないでしょうか。その違いについて、書いてみます。




デコポンは「ブランド名」、品種名は「不知火(しらぬい)」


デコポン、デコポンと僕らは呼んでますが、品種名は「不知火(しらぬい)」なのです。

ふむふむ。確かに、デコポンとそっくりの、しらぬいが売られているのは、お店でもよくみかけます。ではこの2つ、名前以外に違いはあるのでしょうか??

しらぬいです。見た感じは、デコポンと違いがないような。。。




デコポンと不知火(しらぬい)は糖度に違いがあった


ざっくりと結論からいくと、デコポンとして流通するには、「糖度が13度以上」そして、「クエン酸が1%以下」でなければならないそうです。



①糖度とクエン酸の基準

②全国のJAから出荷されている。



以上2点をクリアしたものは、「デコポン」として流通する。

そうでないものは、「不知火(しらぬい)」として流通する。

わかりやすい画像があったので、拝借してきました。

「デコポン」の名称は熊本の組合が商標登録したブランド名なのですね。

スパークリングワインのなかのシャンパンみたいですね。あれはシャンパーニュ地方だけってね。


こちらのサイトでも詳しく載ってます。

→ デコポンに似ている不知火って何?





不知火(しらぬい)も美味しいですよ


ということは、デコポンの方が「甘みが強く、且つ酸味が少ない」わけです。

とはいえ、不知火も美味しいです。特にボクみたいな「酸っぱいくだもの」が好きな人にとっては、むしろ喜んで。まぁ、そこまで思いっきり酸っぱいわけではないですが(笑)

あ、価格も、デコポンの方が高くなりますよね。

昨今の、甘み偏重の傾向には、個人的にはどうなんだろうと思ってまして。。。

糖度がどう、糖度がどうって。このへんに関してはまた別の機会にポストしましょう。



では最後に、等級と大きさの違う不知火(しらぬい)の写真をどうぞ。

等級がよいと、皮の部分の見た目もよくなってきます。業界では、「肌がいい」とか言ったりしていますね。普通のみかんは、小さい方が美味しいと好まれる傾向にありますが、デコポン系は大きいものも、しっかり美味しいと、ボクは思います。


2倍も違いますね(笑)

冬は、ほんと柑橘類が豊富で、愉しみのひとつです。

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